奄美大島 |
【奄美大島の鳥見旅 2004年4月1日〜4月4日】
奄美大島に行ってきました。ルリカケスやアカヒゲなどの野鳥を見るのが目的です。天気が心配な状況でしたが、予報が直前になって変わり、心配した雨に降られずに行ってくることができました。
【鶏飯】
昼食に奄美の郷土料理、鶏飯を食べました。スープの出汁がよくきいてとても美味しくてさらさらと何杯でもたべられそうに思いました。
【出会った鳥】
【ルリカケス】
ルリカケスは今回もっとも撮影したい野鳥でした。森の中、道路、ホテルの周辺など広い範囲で見ることができました。しかし、写真を撮るとなると、動きが速くて難しく感じました。
巣箱が設置されたところでは雛が無事に巣立ったとの話を聞いたり、宿泊したホテルでは人工物の適切な場所に作った巣で抱卵しているのを見ました。地元の人たちから大切にされ、人と距離を保ちながらうまく共存しているように思いました。
【アカヒゲ】
森の中に入るとアカヒゲの囀りがあちらこちらから聞こえて、少し待って探すと薄暗い枝に止って囀るアカヒゲの姿を見ることができました。テリトリーを移動して少し明るいところにでてくることもありました。
雌は水浴びにやってきたところも見ることができました。
【ズアカアオバト】
少し前まではサクランボを目当てにやってくるところがあったのですが、実もほとんどなくなって遠くで声はすれど姿が見えず出会いが難しかった鳥です。
【リュウキュウコノハズク】
夜の野鳥観察は初めての体験なので、ガイドさんをお願いしました。
林道に入ると、リュウキュウコノハズクの声が遠くに近くに聞こえていました。この日は比較的出現率が高く5、6カ所で見ることができました。
夜の林道にはカエルやヘビ、ネズミ、ウサギなども出ているのでそれらを傷つけないようにガイドさんは慎重に運転していました。
リュウキュウコノハズクの声は宿泊したホテルでも聞きました。夜が明ける前の真っ暗な中、外に出てみると、目の前で雄雌が鳴き交わすような声がしていました。明かりがあれば姿を確認できたかもしれません。
【アマミヤマシギ】
アマミヤマシギはリュウキュウコノハズクと反対になかなか姿が見えなかったのですが、2カ所で見ることができました。
【オーストンオオアカゲラ】
オーストンオオアカゲラは森の入り口で巣作りの最中でした。雄雌が入れ替わり立ち替わり巣穴に入って木くずを外に出していました。周辺で採食する姿も見ることができました。
【シロハラクイナ】
田んぼではセイタカシギ1羽とシロハラクイナ3羽を見ました。シロハラクイナは警戒心が強くて動くものを見るとさっと隠れてしまいます。じっと待つと、声がして姿を現しました。
日本でシロハラクイナを見るのは初めてだったので、とてもうれしい出会いでした。
【リュウキュウキジバト】
普通に見る鳥でも、私の住むところとは異なる亜種がいて、名前の頭に「リュウキュウ」、「アマミ」をつけて呼ばれています。
【アマミヤマガラ】
【リュウキュウサンショウクイ】
【アマミシジュウカラ】
【アマミコゲラ】
【リュウキュウメジロ】
【リュウキュウツバメ】
【アマミヒヨドリ】
【その他】
ムネアカタヒバリなども期待したのですが、残念ながら見られませんでした。
【イシカワガエル・オットンガエル・アマミノクロウサギ】
夜の野鳥観察では、野鳥以外にもアマミノクロウサギ、イシカワガエル、オットンガエル、イノシシ、ヒメハブ、ネズミの仲間などを見ました。中でも鮮やかな緑色のイシカワガエルには魅了されました。