スリランカ 3 | ネゴンボ/ダンブラ/キャンディ/ヌワラエリア/ゴール |
日程 | キャンディ/ホテル9:30発---(バスで2時間 75q)---ヌワラエリヤ(セイロン紅茶工場11:50着 見学、紅茶畑・ヌワラエリアの町散策)--- ヌワラエリア/ホテル16:00着 |
宿泊 | ヌワラエリア |
◆気持ちよい挨拶
キャンディにあるこのホテルはリゾートホテルで、町の中心から少し離れた高台にあり、近くをマハウェリ川が流れています。朝食前に周辺を歩いてみました。牛が草を食み、犬が暇そうにしていました。子供達は朝から元気に遊んでいます。「Hello」と声をかけると、警戒心を解いたのか素敵な笑顔を返してくれました。仕事に行くのでしょうか、何人かの男性や女性の大人の人たちともすれ違いました、挨拶をすると誰もがきもちよく挨拶を返してくれます。「Good morning」も通じるけれど、「Hello」が一般的なのかな。現地の言葉「アーユーボーワン」というと、「Good morning」と返されました。
マハウェリ川の畔では、遠くで沐浴をする老人を見かけました。野鳥はインドハッカ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ウ、カワセミ(目の前を横切るように飛んだ)、インコ(大きめのインコで数羽で飛んでいました、ヤシの木にも止まりましたが写せなかった)、シロガシラトビを見ました。そしてヤシリスを見ました。ヤシリスはこの旅行では何度も見かけていますが、このときは野鳥のような通る声で、長い間じっととどまって鳴いていました。近くに、子どもでもいるのでしょうか。いろいろな鳴き声が聞こえてくるけれど、野鳥だけではないようです。
◆赤いバナナ
グループの人たち全員の朝食時間が重なり、添乗員Kさんも交えてゆっくりとした朝食をとってから出発しました。今日はヌワラエリアで紅茶畑を見ます。車は坂道をどんどん上るように進みました。ここスリランカでは、道の左右に露店を多く見ます。そして房毎つり下げたバナナも、店の看板のようによく見ます。現地の人たちは、房から1本1本自分でとって買うようです。ガイドのGさんによるとバナナの種類は18種類ぐらいあって、中でも赤い色のバナナが最もおいしいとのことです。出発して1時間か2時間ほど過ぎた頃、Gさんが車を止めて赤いバナナを買いました。バスの中で試食です。しっかりとついているので、1本1本くるくるまわしして房からもぎ取ります。木で熟したものではないとのことでしたが、モチっとしていて甘くておいしかったです。
赤いバナナを買う |
赤いバナナ 皮の中は普通の色 |
◆車はどんどん坂を上る
昼頃、紅茶工場「マックウッズ」に到着です。半袖では耐えられないくらいの寒さです。工場は紅茶畑の中にあって、あいにくの雨でしたが中でもでも外でも働いている人たちがいました。外では、背中に袋を背負って茶摘みをする人や、苗木を植えるために肥料をまいて、土地を整地する人たちが働いていました。工場内では茶葉の加工を行っていました。機械化されていて、働いている人は少ないようでした。見学後はショップに入り、チョコレートケーキと紅茶をいただいてから、紅茶を購入しました。
◆紅茶工場だったホテル
工場見学後は、途中でヌワラエリヤの町を見学してからホテルに向かいました。マイクロバスがぎりぎり通れるぐらいの道を左右に茶畑をみながらどんどん進み、丘の上に建つホテルに到着です。ウェルカムドリンクはもちろん紅茶、そしておでこに黄色いクリームを塗ってもらい、口に含むようにと少量の砂糖とクミンをいただきました。健康を祈る意味があるようです。ここは紅茶工場だったホテルです。当時使っていた機械が展示されていたり、工場の歴史を記録した写真や英語での説明が展示されていました。私にとって興味を惹かれたのは、ホテル周辺で見られる50種の野鳥のリストもあったことです。添乗員のKさんの話では、毎朝、夕に2時間ぐらいバードウォッチングのツアーがあってナチュラリストが同行するとのことでした。運の悪いことに、この日の夕方のツアーは天気が悪いので中止、明朝は出発時刻に間に合わなくなるので残念ながら参加できませんでした。
紅茶工場 中の様子 |
紅茶がおいしい 工場敷地のショップで |
茶畑 ヌワラエリア |
ヌワラエリアの町 |
郵便局 ヌワラエリア |
ザ ティーファクトリー 宿泊したホテル |
日程 | ヌワラエリア/ホテル8:10発---(バスで6時間30分 290q)---ゴール/ホテル17:10着 |
宿泊 | ゴール(ジェットウイング ライトハウス) |
◆フラワーボーイ
マイクロバスは、ホテルを出発して一日の茶摘みが始まっている茶畑の間をぬうように、昨日上ったつづら折りの道を下っていきました。道路脇には野菜を売る露店が点在し、花売りの女性や子供もたっていました。1時間半ほど走った頃でした。一人の少年が急に走っている車に近づき、「ヘーイ」とバスの中にも聞こえる大きな声で花を握った手を突き出してきました。車はおかまいなしに進みましたが、少し進むとまた同じような年齢の少年が花を差し出してきました。そして、次のカーブを曲がったところでも。やっと私たちは気がつきました。さっきの大きな声の少年であることに。次のカーブも、次のカーブもそれは続きました。バスの中では、この少年のことが話題に上り、他の観光地ではこのような少年を「フラワーボーイ」と呼ぶいう話も聞きました。でも、買おうとまではいきませんでした。8回ぐらい現れたでしょうか。次のカーブでは少年はコンクリートの上にしょんぼり腰掛け、諦めたようでした。後から、少年の境遇や経済状況などいろいろな考えが思い浮かび、何か切ない思いがしました。
◆露店でカシューナッツ購入
午後、ゴールへ向かっていますが、途中の露店でカシューナッツを購入しました。味は3種類。ローストと辛い味付けのものと塩味。味見してみると、どれもほどよい硬さや甘みがあっておいしいものでした。小さい袋が200ルピー、大きいのは1600ルピーで、お土産にいくつか購入しました。カシューナッツの値段は、コロンボや空港などではぐっと高くなるようです。カシューナッツ以外の露天も多くありました。果物を置く露天で、よく赤い実の果物を見かけました。ガイドのGさんに聞くと、ランブータンでした。外は赤くて棘のような毛でおおわれた形状をしていていますが、中身は透き通るような白色で甘みがある果物なんだそうです。その他、籐細工製品、革製品、太鼓などを扱う露店もありました。
ホテル周辺 ザ ティーファクトリー |
茶摘み 朝からみなさん働いています |
茶摘み 背中に袋を背負います |
滝 茶畑を下りる途中 |
◆高速道路を使ってゴールへ
ゴールへは途中高速道路を利用しました。ドライバーのペースで走れるから、追い越しの必要がありません。クラクションも必要なしです。今までのドライブとは別世界にいるような落ち着いたハンドルさばきでした。高速を降りると、インド洋が見えました。外海らしく波は少し荒く、青い色がどこまでも広がっていました。
◆ジェットウイング ライトハウス
今日のホテルは、再びジェフリー・バワ建築のホテルです。部屋の窓からは、すぐ目の前がインド洋です。テラスに置かれたテーブルや椅子は潮風に当たっていました。ダンブラでのホテル同様、落ち着いたしっかりとしたつくりで、ゆったりとしたスペースの部屋です。ただ、ちょっと古い感じがしました。フロントへヘヤードライヤーの修理を依頼すると壁のコンセントを見たり、ドライヤー自体を点検したりして予想以上の時間を要しました。ホテルには、インドとスリランカのクリケットのナショナルチームも宿泊していました。
ホテルのロビー ゴール |
部屋の中の様子 ゴール |
部屋の窓からの眺め ゴールのホテル |
ホテルのオブジェ ゴールのホテル |