スズメ目　アトリ科　冬鳥

　すれ違った唯一の鳥見の方達から、ベニヒワの群れが私たちの引き返す方向に飛んで行ったとの情報をもらっていたので、注意しながら歩いていた。１０〜２０羽ぐらいの群が背丈の低い枯れ草の実を食べているのを見つけた。（草原を動き回って、マツヨイ草やイネ科、キク科などの種子を採食する。１カ所に長時間いることはなく、移動しながら採食する。飛翔は浅い波状飛行で、群れが団子状になって高く低く飛ぶ。山渓ハンディ図鑑７　日本の野鳥）とあるように、１カ所にじっとしていない。私たちの前を横切るように移動しながら採食し、短時間で去っていった。欲をいうなら、背景に雪があればよかったと思う。<2011.01.06記録>

　ベニヒワ４００羽〜５００羽ぐらいの大きな群れに出会った。道を通る車の音や何かのきっかけで群れが一斉に飛び上がる様子は今までに見たことのない感動的な光景だった。それが何度も繰り返されて見ている近くに止まったり、時には電線に一斉に並ぶこともあった。スズメやカワラヒワの大きな群れを見たことはあったが、これほどの数ではなかった。目の前の草原には種子をつけたアカザなどがあり、群れは遠く離れることはなかった。<2024.01.08記録>