中欧 2 | −ブダペスト・ブラチスラバ・ウィーン・プラハ・ベルリン− |
【ウィーン】
まずはシェーンブルン宮殿に行った。門をくぐったところで、ガイドさんから、あれがマリア・テレジア・イエローですとか、朝だから人が少ないが、中に入って出てくる頃は入り口は人でいっぱいになるなどの話を聞いて中に入った。
中は撮影禁止なので、写真はない。各部屋を回りながら説明を聞くのだが、新しい部屋の映像とともに頭の中の前の映像が順に消え、話も右から左へと流れてしまい、ほとんど記憶に残らない。ただただ豪華な部屋がたくさんあったという印象だけが残っている。部屋の説明を聞いてのち、外に出てみると確かに人が増えていた。庭園にも回ってみた。庭の向こうに建つ建物が小さく見えるほど広い。ハプスブルク家の夏の離宮は豪華な建物と壮大な庭園だった。
シェーンブルン宮殿 ウィーン |
庭園 シェーンブルン宮殿 |
庭園 シェーンブルン宮殿 |
シェーンブルン宮殿 ウィーン |
その後、市立公園の撮影スポットへいき、ヨハン・シュトラウス像をバックに写真撮影をして、映画第三の男の撮影場所になったという下水道もちょっと見て、バスでリングを回りながら説明を聞いた。
ヨハン・シュトラウス像 市立公園 |
リングに近いところで昼食をとり、午後は自由行動だ。特別な計画を持っていなかったので、ツアーでご一緒だった方からお聞きしていたシュテファン寺院の塔へ登ってみることにした。67m、343段の螺旋状の階段を登るのは大変きつく、登り終えてすぐ椅子に座り込んでしまった。ようやく元気が出てきたところで窓を覗くと、大変な思いをした以上の良い眺めだった。登ってよかった。
シュテファン寺院 ウィーン |
塔からの眺め シュテファン寺院 |
屋根 シュテファン寺院 |
寺院の次はリングを回っているトラムに乗った。24時間のフリーパスを持って乗り込んだのだが、切符を切る人もチェックする人もいない。不安になって、ガイドブックの利用の仕方を見てみると、乗車したら切符に刻印せよと書いてある。刻印機を探してきょろきょろしていたら、地元の方が指をさして、それだと教えて下さった。どこにでも親切な人はいるものだ。市庁舎前で降りて(降りるときも何のチェックもない)、建物を見学して近くをぶらぶらした。写真のカラスはそのときのものだ。噴水のところにもいて、水浴びにもやってきているようだった。
スーパーの品物 ウィーン |
ブルク劇場 ウィーン |
市庁舎 ウィーン |
ハイイロガラス 英雄広場にて |
その後再びトラムに乗り、リングを一周してみた。一周しても大して時間はかからなかった。出発した駅に戻ったところでまた降りて、マリア・テレジア広場やホーフブルクへ行った。
広場の像 マリア・テレジア広場 |
新王宮 ホーフブルク |
モーツァルトの像 ウィーン |
そうこうしているうちに、夕食をとる時間になってしまった。夕食は各自で摂るとなっていて、言葉が通じなくても大丈夫な店として「ROSENBERGER」と「てんまや」を紹介されていたので、ROSENBERGERに行ってみた。バイキングのような形式で、お盆に好きな品ものを選んでのせて会計をしてから食べる店である。おいしそうなサラダとソーセージとパンそれに黒ビールをお盆にのせた。ビールはもちろん、ソーセージが思いの外おいしくて満足できる食事だった。サービスにボールペンまでもらっちゃって、良い店だった。大満足。
夜は、シェーンブルン宮殿で、コンサートを聞いた。蒸し暑く、椅子の座り心地も良くなかったのだが、旅の思い出にはなった。蒸し暑い中、演奏した人や踊ったり歌ったりした人も大変だったろう。帰り道はライトアップされた宮殿を見て、歩きとトラムでホテルへ帰った。みんなで味わった、帰り道のちょっとしたハプニングもいい思い出になった。
チケット シェーンブルン宮殿でのコンサート |
夜景 シェーンブルン宮殿 |
ホテルを8:00に出発し、プラハへ向かう。338qを走るので、午前中は移動になる。添乗員さんによると、高速道路や一般道は以前よりも整備されているとのことで、バスは極端なスピードの変化もなく、スムーズに走っているようにみえる。車窓からの景色は畑が多い。
国境 オーストリアとチェコ |
車窓の景色 チェコ |
バス内では添乗員さんがジャカランダの花の話をしている。海外で手に入れた種から自宅で育て、知り合いにも分けているという。きれいな木の花だというが、どんな花だろう。日本に帰ったらインターネットで調べてみよう。トイレ休憩で立ち寄った休憩場所では、コウノトリやツバメ、モズ、猛禽などが飛んでいてチェコはいい、などと勝手に思ってしまった。さらにバスでの移動が続き、添乗員さんはいろいろな話をしている。海外で間接照明が多いのは目の色に関係しているからとか、こちらの紅葉は黄色が多い、海外特に米国ではクレジットカードは正に信用を証明するカードである、こちらの天気は変わりやすく一日に四季があるといわれている、などなど。
コウノトリ チェコ |
ツバメ チェコ |
花 チェコ |
【プラハ】
プラハは残念ながら雨だった。ウィーンよりも北にあることも加わって、気温もぐっと低くなった。
プラハ城は旧王宮と宗教施設の複合施設で、大統領が執務を執っているところでもある。国旗が揚がっていたので、大統領がいる日だったようだ。
プラハ城 プラハ |
大統領執務室 プラハ城 |
聖ヴィート大聖堂はプラハ城内にある建物だが、ミュシャ作のステンドグラスをはじめ、ステンドグラスが見事だった。外の時計は、時と分を表す文字盤が別々になっていて、写真は午後3時35分を指している。
聖ヴィート大聖堂 プラハ城 |
ステンドグラス 聖ヴィート大聖堂 |
ステンドグラス 聖ヴィート大聖堂 |
時計 聖ヴィート大聖堂 |
聖イジー教会もプラハ城内にある建物である。
聖イジー教会 プラハ城 |
城下に広がる赤い屋根の家並みも美しい。天気がよければ、もっと美しかったに違いないが仕方がない。
街並 プラハ城から |
カレル橋 プラハ城から |
プラハ城を後にして、ヴルダヴァ川に架かるカレル橋を渡って、旧市街に向かった。カレル橋には30もの聖像彫刻が並んでいて、日本に関係が深いザビエル像もある。お土産用の小物や絵を売る人も橋をうめるほどたくさん並んでいた。
ザビエル像 カレル橋 |
橋塔 カレル橋 |
旧市庁舎の時計はからくり時計なので、傘をさして少し待って見学した。窓が開き、中で人形が回るだけの、ガイドさんの言うとおりシンプルなのものだった。
天文時計 旧市庁舎 |
ティーン教会 旧市街広場 |
火薬塔 旧市街広場周辺 |
市民会館 旧市街広場周辺 |
プラハのホテルは「TOP HOTEL PRAGUE」。部屋に入ると、今までのホテルとは段違いに広い部屋にびっくりした。トイレとバスルームも別々だ。だが、バスタオルをもってくるようクレームを言ってもフェイスタオルしかもってこないとか、食事は人が多すぎて席の確保も大変だったりしてサービスは良くない。添乗員さんから、不思議なホテルと言われていた。