スペイン旅行

【旅行の前に】

■ バルセロナ
 カタルーニャ州の州都。人口150万3400人。マドリードに次ぐ都市。地中海沿岸に位置する。マドリードからジェット機で1時間10分。バスで約8時間。1992年バルセロナオリンピック開催。

 泊まるホテルはアラゴン(ARAGON)

 世界遺産はアントニオ・ガウディの作品群のグエル公園、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)などがあり、この2つを訪ねる予定。
■ バレンシア
 スペイン第3の都市。バレンシア州の州都。人口は79万1000人。地中海性気候のため温暖。バレンシアオレンジの産地。

 泊まるホテルはエクスプレス バイ ホリディ イン シウダ デ ラス シエン シアス(EXPRESS BY HOLIDAY INN VALENCIA CIUDAD DE LAS CIENCIAS)。

 世界遺産はラ・ロンハを訪ねる予定。その他、中央市場とカテドラル見学。
■ グラナダ
 スペイン南部、アンダルシア州(州都はセビリャ)の都市の一つ。アンダルシア地方はフラメンコ音楽発祥の地。グラナダは1492年のレコンキスタ完了(グラナダ陥落)に至るまでイスラム教徒によるイベリア支配の拠点だった街。アラブ様式はその後も破壊されることなく、キリスト教徒たちにとって都合の良い生活空間となるよう改造されていった(ムデハル様式)。したがって、今でもイスラム文化の薫りが残る街として知られる。アルハンブラ宮殿は、イベリア半島におけるイスラム最後の王朝の宮殿だった建物である。

 泊まるホテルはモナステルジョ デ ロス バスィリオス(MONASTERIO DE ROS BASILIOS)

 アルハンブラ宮殿は白を基調した建物で、その時々の時代の王に建てられた建築物の複合体である。世界遺産になっている。中でもナスル朝宮殿はイスラム芸術の結晶とされる。レコンキスタ完了後、城はカトリック女王イサベルに渡り、そして18世紀の王位継承やナポレオン戦争で荒れ果てる。そして現在、再び注目を集めて修復の途中にある。
 ヘネラリーフェ宮殿は王族のための避暑用の離宮。イスラームの天国をイメージしたとされる庭園がある。
■ ミハス
 フエンヒローラの北に位置する。人口3万4800人。白い町。ロバタクシーが名物。
■ コスタ・デル・ソル地方
 太陽の海岸といわれる。アンダルシアの南、地中海に面した東のアルメリアからジブラルタル海峡に臨むタリファまでの約300kmの海岸線をいう。リゾート地になっている。

 泊まるホテルはエルピナール(EH EL PINAR)。
■ ロンダ
 岩山の上に広がる町。人口3万5千人。町はグアダレビン川の浸食によって旧市街と新市街に分かれ、それをつなぐ橋がヌエボ橋。
■ セリビア
 アンダルシア州の州都でスペイン第4の都市。人口71万4千人。ヒラルダの塔は町のシンボル。

 泊まるホテルはラ モティーリャ(LA MOTILLA)。

 カテドラルはスペイン最大の聖堂。完成は1519年。ステンドグラス、王室礼拝堂、聖歌隊席、木製祭壇、コロンブスの墓などがある。

 ヒラルダ(風見)の塔は高さ97m、12世紀末にモスクの尖塔として建てられた。先端のブロンズ像は風で回転する。

 スペイン広場はマルサ・ルイサ公園内にある広場をいう。1929年の万国博覧会イベロ・アメリカ博覧会の会場として造られた。広場内の建物はムデハル様式を取り入れている。ローマ、マドリードにもスペイン広場と呼ばれる広場がある。

 フラメンコは、アンダルシア地方に伝わる芸能。歌、踊り、ギターの伴奏からなる。
■ コルドバ
 アンダルシア州の都市の一つ。人口は32万1千人。トレドとならんで西方イスラーム文化の中心地として発展した。メスキータやユダヤ人街と花の小道が見所である。メスキータ内部の「円柱の森」と呼ばれるアーチ群は有名。 。
■ コンスエグラ
 ラ・マンチャ地方の丘の麓の町。ラ・マンチャとはアラビア語で乾いた土地と言う意味。セルバンテスの名作「ドン・キホーテ」の舞台になったところとして有名なところ。
 マドリッドからバスで2時間。人口8千人の町。丘の尾根沿いに、現在は使われていない11基の風車と城が並んで建っていて、カンポ・デ・クリプターナと並び知られる風車が有名である。サフランの産地としても有名。サフランはスペインの代表料理パエジャに使われている。 
■ トレド
 人口7万5千人。マドリッドから南へ70qにあるスペインの古都。マドリードから高速列車で35分。バスで1時間15分。カスティーリャ・ラ・マンチャ州及びトレド県の首府。トレド大聖堂など旧市街全域が世界遺産(文化遺産)。

 泊まるホテルはカルロス 5世(CARLOS D)

 トレド大聖堂(Catedral) はフランス・ゴシック様式。宝物殿。聖歌隊席。エル・グレコの宗教画が見所。

 サントトメ教会(Iglesia de Santo Tome) はエル・グレコの傑作、「おるガス伯爵の埋葬」が見所。
■ マドリード
 スペインの首都。人口309万人。イベリア半島の中央部、メセタ地帯に位置する都市。プラド美術館ソフィア王妃芸術センター、ティッセン・ボルネミッサ美術館、王宮、マヨール広場、スペイン広場、闘牛場などが見どころ。

 泊まるホテルはプラガ(PRAGA)

 プラド美術館は世界でも有数の規模と内容をもつ美術館。15世紀以来の歴代のスペイン王家のコレクションを展示する美術館。ベラスケス、ゴヤなどのスペイン絵画が質量ともに充実している。

 スペイン広場は1930年にセルバンテスを記念してつくられた広場。中央にセルバンテス像が立つ。

 王宮はフェリペ5世が命じ、1764年に完成。150m四方の建物で、2700もの部屋がある。柱の間、玉座の間、ガスパリーニの間は大変豪華。 
■ アビラ
 人口4万6千人。マドリードから電車で1時間半。バスで1時間40分。中世の城塞都市の姿が残された町で、旧市街全体が城壁で囲まれている。聖女テレサ・デ・ヘススが生まれ育った土地。見どころは、城壁、カテドラル、サンタ・テレサ修道院、エンカルナシオン修道院、サン・ホセ修道院。

 城壁は、イスラム教徒からの防備のために築かれた。全長2.5q、幅3m、高さ12m、90の塔を持つ。

 エンカルナシオン修道院は、聖女テレサ・デ・ヘススが19歳から27年間暮らしたカルメル会修道院。裸足のカルメル会の名の由来になったテレサのサンダルが有名。

 カテドラルはロマネスクおよびゴシック様式の大聖堂。中央礼拝堂にキリストの生涯を描いた祭壇屏がある。背後にアビラの司教アロンソ・デ・マドリガルの墓碑。
■ セゴビア
 人口5万5千人。マドリードから電車で2時間。バスで、1時間30分。白雪姫の城のモデルになったアルカサル、ローマ人の築いた水道橋が有名。

 ローマ水道橋は15q先のアセベダ川の水を引くために紀元前1世紀につくられた。全長は728m。現在は水道管が設置されている。
 カテドラルはゴシック様式の大聖堂。カテドラルの貴婦人と呼ばれる。
 アルカサルは13世紀初めに築かれた城で、その後代々の王によって増改築された城。フェリペ2世が王座の間で結婚式を挙げた。