スリランカ 2 | ネゴンボ/ダンブラ/キャンディ/ヌワラエリア/ゴール |
日程 | ダンブラ/ホテル8:00発---(バスで30分 25q)---9:00からシギリアロック観光 シギリア12:00発---(バスで30分 25q)---ダンブラ/ホテル13:45着…徒歩でホテル周辺をバードウォッチング |
宿泊 | ダンブラ(ヘリダンス・カンダラマ) |
◆ヘリダンス・カンダラマ
ヘリダンス・カンダラマはジェフリー・バワ建築のホテルです。部屋の中のインテリアはシンプルで落ち着いていて、つくりはしっかりとしています。広くゆったりとした空間が確保され、気分のいい部屋です。シャワーから出る水の量は滝のようで、湯船につかっているような気分です、このシャワーがとても気に入りました。入室時は部屋の中でヤモリを2匹見ましたが、ここでは当たり前とのこと。自然の中にあるホテルなので、窓を開けっ放しにすると猿が入ってきますよ、と注意がありました。廊下ではコウモリもビュンビュン飛んでいました。
ヘリダンス・カンダラマは特別な地形に建っているらしく、私たちの部屋は2階で、道路に面していたロビーは5階です。ロビー階が地上階としたらここは地下ということになります。どうなっているのでしょう。朝になって窓を開けると、目の前にはつる性の植物がぶら下がっていて、その間から芝生が見えます。芝生からの高さからここは2階で間違いないようです。どうやらこのホテルは、表側と裏側の地上の高さが異なるところに建っているようです。
窓を開けたとき、いろいろな鳴き声が飛び込んできました。たぶん野鳥でしょう。自然豊かな山の中にいるようで、とてもワクワクするような感覚を覚えました。芝生の向こうは林になっています。その先には何があるのかな、午後早めにホテルに戻る予定なので、周辺を歩いてみようと思います。
部屋からの眺め ヘリダンス・カンダラマ |
外からホテルを見る ヘリダンス・カンダラマ |
◆ウォーターガーデン、ロックガーデンを通ってシーギリアロックの登り口へ
ホテルからバスでシーギリアロックにきました。チケット売り場からシーギリアロックの登りの階段のところまでは、まっすぐな道になっています。道の左右は水圧を利用した噴水などがあるウォーターガーデン、石で作られた洞窟や門などが残るロックガーデンになっています。登りの階段の所に達すると、すでに長い列ができていて、止まったり動いたりの繰り返しになりました。この列は、らせん階段、ミラーウォール、ライオンの足へとずっとつながっていて、わたしたちを含めて観光客のみんなは、忍耐強くこの動きに従うしかありませんでした。
シーギリアロックの地図 |
ウォーターガーデン シーギリアロック |
シーギリアロック |
噴水口 ウォーターガーデン |
ロックガーデン シーギリアロック |
長く続く列 シーギリアロックに登る |
らせん階段 シーギリアロックに登る |
列と庭園 シーギリアロックに登る |
◆シーギリア・レディー
私は高い所がダメなので、らせん階段はとても苦手でしたが、何とか登り終えたところでシーギリア・レディーを見ることができました。岩壁に描かれたフレスコ画です。美しく豊満な体が特徴と聞いていましたが、まさにそのとおりでした。緑色や白色、赤い色など鮮やかな色が残っていて、渋滞をがまんするだけの価値はあるなと思いました。フラッシュ撮影が禁止されていましたが、その程度の保護で後世に伝えられるのだろうかちょっと心配になりました。
続いて、ミラーウォールのある場所です。壁画はミラーウォールの反対側にもあって、この壁画を写す鏡になった壁です。残念ながら鏡の状態も壁画も想像するしかありませんが、王様や王族たちは女性たちの壁画を左右で楽しんだのでしょう。
シーギリアレディー シーギリアロック |
シーギリアレディー シーギリアロック |
ミラーウォール シーギリアロック |
上からの眺め 通ってきた道が見える |
◆シーギリアロックの宮殿跡
ライオンの足にたどり着き、さらに登って宮殿跡に到着しました。 王宮、沐浴をしたプール、王のために女性たちが踊るステージなどがあった場所です。当時、王宮までどういうルートでたどり着いたのだろう、食料はどのように運んだのだろう、プールに水をためる技術は?いろいろな疑問が頭をかすめましたが、思考はそこでストップ。この王都が11年間しかもたなかったように、私の疑問もまた短い時間しか持ちませんでした。
ライオンの入り口 シーギリアロック |
王宮跡 頂上 |
プール 頂上 |
玉座 頂上 |
踊るステージ 頂上 |
犬猿の仲というけれど シーギリアロックにて |
コブラの岩 シーギリアロック |
◆ 午後はバードウォッチング
夕食まで時間があったので、ホテル周辺を歩いてみました。ホテルの庭から低木や細い木が生い茂るエリアを抜けると、カンダラマ貯水池でした。インドトサカゲリ、クロトキ、ダイサギ、アオサギ、シロガシラトビ、牛などを見ました。その後、ホテルまでマイクロバスで通った道を、田んぼがあった入り口まで歩いてみました。田んぼのあたりでアオショウビンを見かけていたので期待していたからです。やはり、同じ電線に止まっていました。途中の畑にも初めて見る鳥がたくさんいました。写真は、最後のページにまとめましたのでご覧下さい。
カンダラマ貯水池 ヘリダンス・カンダラマの近く |
日程 | ダンブラ/ホテル8:00発------(バスで 20分 20qぐらい)…ダンブラ石窟寺院観光…(バスで2時間10分 50qぐらい)---ホテル…キャンディ観光(仏歯寺、市場、レイク・ビューポイント)/17:00伝統舞踊キャンディアン・ダンスショー観賞---キャンディ/ホテル18:30着 |
宿泊 | キャンディ |
◆早朝散歩
朝、部屋の前の芝生から林の中を通って、貯水池へ出てみました。野鳥の声は聞こえていますが、林の中にいて姿はあまり見えません。貯水池では観光客を乗せた象、クロトキ、セイタカシギを見ました。その後、ホテルのロビー階から外へ出て建物の端の方のエコロジーパークに行ってみました。昨日、シリアカヒヨドリやウサギなどを見たところです。2羽のインドヒタキ、シリアカヒヨドリ、オオバケンらしき鳥を見ました。やはり、このホテルのまわりは自然が多いです。出発前には窓の外にサルもやって来ていました。
◆ダンブラ石窟寺院
チケット売り場で、現地ガイドGさんからチケットをもらって石窟寺院への階段を上りました。階段にはトクモンキーがあちこちにいて、寝そべったり毛繕いをしたりしています。犬や人も多いです。20分ほどで石窟寺院のある山頂に到着。靴を預けて入り口を通ると、手前から第1から第5まで5つの石窟が並んでいます。最大の石窟は第2石窟です。天井のブッダの絵が素晴らしいかった。ブッダの生涯や侵略者との戦いの物語が描かれているとのことでした。
石窟寺院博物館 ダンブラ |
石窟寺院 ダンブラ |
第1窟の涅槃仏 石窟寺院 |
第2窟の天井の絵 石窟寺院 |
第4窟のダーガバ 石窟寺院 |
スイレンの花 石窟寺院 |
トクモンキー 石窟寺院への階段 |
◆仏歯寺
途中スパイスガーデン、ガーデン内のレストラン、レイクビューポイントに立ち寄り、仏歯寺にやってきました。スリランカを代表する仏教寺院です。夜明けから黄昏まで開いていて、1日3回のプージャー(礼拝の儀式)のときだけ、仏歯を納めた容器のある部屋が開くとのこと。全国からたくさんの信者がお祈りにきていました。わたしたちも、ジャスミンの花を供えて願いごとをとなえてきました。
このお寺は、毎年1回開かれる「ペラヘラ祭り」のスタート地点でもあります。ペラヘラ祭りは100頭もの象やダンサーなどが、松明を手に、太鼓の音に合わせて行列をなして行進するお祭りで、スリランカの土産品などによく描かれています。
ビューポイントから キャンディ |
市場の様子 キャンディ |
市場の様子 キャンディ |
市場の様子 キャンディ |
仏歯寺 キャンディ |
ペラヘラ祭りを描いた絵 仏歯寺 |
新堂 仏歯寺 |
仏歯寺の1階 仏歯寺 |
◆キャンディアン・ダンスショーとセレンディピティ
夕方5時から6時の1時間、ダンスショーをみました。笛とさまざまなドラムに合わせた力強い踊りや女性のしなやかな踊りで、10数種類あるとパンフレットに書かれていました。火渡りの儀式もありました。このダンスは、ペラヘラ祭りで披露されるそうです。ここではちょっとした残念なことに気づいてしまいました。ろうそくの火が1人だけ消えてしまうことやファイヤーダンスのファイヤーの片方がつかないなど。でも、十分に楽しませてもらいました。そして、ダンスショーの帰り道、妻が同じ職場の同僚に会ったのでした。これって、セレンディピティというのでしょうか。
ダンスショー キャンディー |
ダンスショー キャンディ |
ダンスショー キャンディ |
◆アーユルヴェーダ
妻は夕食後に、アーユルヴェーダへ出かけました。スリランカの伝統治療法ということですが、どんな効果が得られたのでしょう。本人にしかわかりませんね。