スズメ目　ツグミ科

　なんと目の前に現れてくれた。ラッキーだった。<2006.05.06記録>

　コマドリを見るのは４年ぶりだった。ミソサザイやオオルリの声を聞きながら野草の写真を撮っていると、コマドリの声が聞こえ始めた。そういえば、４年前に姿を見たのはこの辺りだったかもしれない。遠い記憶の風景がよみがえってきた。現れたら見えそうなところにポジションを決めて少し待つと、向こうの谷筋の岩陰に歩く野鳥の陰が見えた。少し待つとコマドリが姿を現した。デジスコでは動きが速すぎて追えない。一眼で豆粒のような姿を連射した。ほとんどピント外れ、ぶれぶれだったが、１、２枚使えそうなコマがあった。幸運だった。７、８年前からここにコマドリを見にきているという初老の方も満足そうだった。<2010.05.05記録>

　アカコッコ館の敷地で、目の前のやぶからコマドリの声が聞こえてきた。高地でもないのに不思議な感覚だ。近いのに姿は見えないが、建物の周りを歩いていると目の前に姿を現した個体があった。その後何度か姿を見ることができた。この敷地周辺にはコマドリが多い。<2016.05.04記録>

　大路池のバス停で下車すると、周辺のあちらこちらからさえずりが聞こえていた。<2022.04.11記録>

　姿を見た人がいたが、ミソサザイの声ばかりが聞こえてコマドリの気配がない。今日は縁がないと気が落ち込み始めた頃、雌が沢の下の方から姿を見せ、続いて雄が現れた。うれしい出会いに感謝する１日となった。<2022.05.09記録>