スズメ目　アトリ科

　偶然の出会いだった。ヤチダモの梢に止まる２羽の鳥がいて、近づいて確認すると、長い間この地で出会いたかった鳥だった。興奮気味に機材をセットして写真に撮った。警戒心が薄いようだったが、図に乗って近づきすぎて飛ばしてしまった。あわてたが、幸にも近くの木に止まってくれた。ヤチダモの実をむしゃむしゃ食べ、地上にも降りて雪を食べているように見えた。<2016.01.08記録>

　日の出とともに雌が３羽現れ、近くに来て羽繕いなどをしていた。ギンザンマシコはあまり人を恐れないという。私たちに興味を持って近づき、こちらを観察していたのかもしれない。しばらく待つと雄も姿を見せた。とても優しいさえずりで、私にはルリビタキのさえずりに近いと思えた。ハイマツのなかに入っても声でだいたいの位置がわかり、視線を向けているとひょっこり柵の縁に現れ、蟻を食べていた。<2023.07.29記録>

　朝４時から待っているという方の横で待つと間もなく赤い雄が現れた。タイミングがいいですね、と羨ましがられた。その後も２，３０分おきぐらいに何度か姿をみせた。雌も一緒のことがあった。<2024.07.30記録>