ホテルの海が見える側と反対側に小さな公園があった。そこを朝６時過ぎから４０分ほど散歩をした。日本人の別の団体のご婦人が、ランニングをしていた。凄い体力だ。公園には木がたくさん茂っていて、野鳥の声も聞こえる。見た野鳥はモリバト？、ロビン、アカゲラ、クロウタドリ？、シジュウカラだった。

　◆イストラ半島一日観光に出発
　朝食後は、バスでイストラ半島一日観光に出発。最初の見学地モトブンへは１時間ほどの距離だ。

　バスの中では、添乗員が通過する周辺の地理などについて説明をしている。

　今通過している海岸はナイトサーフィンができる数少ない場所で、若者はキャンプして泊まって、朝４時頃からサーフィンを楽しむ。オパティアの近くの工業都市リエカは川崎市と姉妹都市になっている。通過するトンネルは、湖の上に橋のようにかかっていて、約５�qを１０年かかって完成した。など、細かなことはなかなか頭に残らない。

　モトブンが近づくと、添乗員の説明はトリュフ（きのこ）の話になった。イストラ半島ではトリュフが有名である。森の中の樫の木の５００本のうち３本ぐらいの根元にトリュフを見つけることができる。白と黒があり、１�s１５００〜２０００ユーロ、高いときは３０００〜４０００ユーロするそうだ。トリュフは世界三大珍味「フォアグラ・キャビア・トリュフ」の中の１つである。普通に見るキノコの形とは違って、塊状になったキノコで、独特の香りがあって肉、卵パスタなどの料理に用いる。

　◆天空の街モトブン
　モトブンへは丘の下まで大型バスで行き、マイクロバスに乗り換えて丘の上にあがった。城壁に囲まれていて、天空の街と称されるように、この街からは田園風景が一望できる。教会を見たり、トリュフの店で味見したり、ちょっとした買い物をした。トリュフの味はどうだったか残念ながら覚えていないな。モトブンの街を見学後は離れたところからモトブンの写真を撮って、ポレッチへ向かった。

　ボレッチへの途中で昼食をとった。メニューは生ハムとチーズそれにリゾットである。リゾットは満足できるものだった。

　◆ボレッチでエウフラシウス聖堂
　１２時半頃ポレッチに到着。ローマ時代の石畳が広がるリゾート地だ。市庁舎からメインストリートを通り、エウフラシウス聖堂を見学した。

　◆ロヴィーニ旧市街
　バスはさらに進み、ロヴィーニへは、途中、リアス式海岸に流れ込む川の河口が連なってできたリム・フィヨルドを見学してから行った。ロヴィーニでは旧市街を歩き、聖エウフェミヤ教会を見学。ロヴィーニは活気のあるリゾート地で、観光地としては大きくて、オパティアの５万ベッドに対して１００万ベッドはあるという。冬も観光客があり、ハンガリー、スロベニア、イタリアなどから来ている。

　再びオパティアに戻り、ホテルで夕食である。

　朝５時起床。今日は３０分ほど散歩して、６時半朝食、７時出発と慌ただしい朝のスケジュールだ。

　◆ザダルで２つの教会と旧市街
　ザダルでは聖マリア教会、聖ドナト教会の２つの教会を見学し、旧市街を歩いた。シーオルガンは、ウォーターフロントにあった。地面に埋められたパイプが、波が押し引きする空気によってメロディを奏でる仕組みで、このときはボー、ボーというような音を出していた。

　◆シベニク旧市街を歩く
　午後４時少し前にシベニクに到着。シベニクでは旧市街を歩き、聖ヤコブ大聖堂を見学。フリータイムに聖ミカエル要塞までいって、展望台から旧市街とアドリア海を見た。この展望台からの眺望は、汗をかいて坂道を上っただけの価値が十分にある美しい眺めだった。７時少し前に宿泊地トロギールに到着した。