国境を越えてボスニア・ヘルツェゴヴィナに入り、ドライブインで休憩をとるなどしながら１１時前にモスタルに到着した。国境を越えると、イスラム教のミナレットを見る機会も増え、宗教も違うんだと感じた。道路の左右にはビニールハウスをたくさんみた。ブドウ畑も広がっている。

　◆ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタル
　モスタルでは、バスを降りてすぐ銃弾の跡が残る建物を目にした。土産物店を左右に見ながら旧市街を歩いて、石橋の見えるところまでいった。「スタリ・モスト」はトルコ語で「古い橋」という意味を持つ美しい橋である。橋の絵や橋をモチーフにした土産物もたくさん売られていた。また、トルココーヒーや目のお守り、ロシアのマトリョウシカなどの土産物も並んでいた。この旅行で初めて雨がぱらついたが、それでよかったようだ。今日も暑いが、この天気のおかげで、昨日の４２℃よりはましのようだ。モスタルで昼食をとり、再びバスに乗って、プリトピチェに着いたのは午後７時３０分頃だった。明日の湖群散策が楽しみだ。

　朝食を済ませて７時３０分から１時間ほど公園の外を散策する。野生のシクラメンが美しい。ゴジュウカラがベンチにやってきたり、モズが鳴いていたり自然が豊かだ。

花　ホテル周辺 　プリトビチェ　朝	シクラメン　ホテル周辺 　プリトビチェ　朝	木の実　ホテル周辺 　プリトビチェ　朝	ゴジュウカラ　ホテル周辺 　プリトビチェ　朝

　◆プリトビチェ湖群国立公園
　ホテルのすぐ近くがプリトビチェ湖群国立公園入り口になっているので、あるいて門をくぐる。ハイキングのスタート地点までバスで移動して木道を歩き始める。現地ガイドは、１４００種以上の植物があること、樹木は７５％がブナの木であることを説明していた。大きな滝のところではちょっとだけとまって写真撮影の時間をもらったが、あとはどんどん歩く。水の流れる風景や花や鳥などをゆっくりと見ていられないが、それでも気分は最高だ。途中ボートに乗って移動し、再び歩いて予定コースをあっという間に終了した。立ち止まる時間が欲しかったが、時間的にはちょうどよい時間に到着したようだった。

　◆ザグレブ
　ザグレブには予定より少し早めに到着。いままでのリゾート地とは違って、買い物袋を持った人や仕事中だろうと思われる人を多く見かけるようになった。

　帰国する日である。ホテル出発まで時間にゆとりがあったので、公園を探してホテル周辺を散策した。

　飛行中は、体を伸ばして休みたい気持ちが強かったが、なんとか我慢して成田に到着である。今年の夏も、楽しい旅行ができたことに感謝したい。

　イギリス旅行に次いで、朝の散歩や観光中に野鳥を探した。海岸線の観光ではツバメを多く見たように思う。ブレッド湖とプリトビチェ湖群国立公園では、ツバメ以外の野鳥も何種類かをみることができたが、プリトビチェ湖群国立公園はもう少しゆっくりと時間をかけて見たいところだった。