ギリシャ 1 アテネ/カランバカ/イテア/オリンピア

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日程羽田12:45発---(ルフトハンザ・ドイツ航空)---ミュンヘン国際空港17:15着・19:05発---(ルフトハンザ・ドイツ航空)---エレフテリオスヴェニゼロス国際空港 アテネ22:35着 ホテル23:40着
宿泊アテネ

 ◆ギリシャ
 ギリシャというとなんとなくエーゲ海を思い浮かべる。そのほか知っていることといえば、パルテノン神殿があること。オリンピックの入場行進で1番目に入場してくる国であること。この6月、サッカーのワールドカップで日本と戦ったこと。2010年の国債暴落によって経済危機が表面化して治安も悪くなったが、ここのところ状況は落ち着いているらしいことぐらいだろうか。
 ギリシャはヨーロッパの東南部に位置するバルカン半島にあり、国境を接する国はアルバニア、マケドニア、ブルガリア、トルコである。エーゲ海を挟んでトルコとの間に多くの島があり、エーゲ海の半分くらいでギリシャとトルコが分け合っているのかなと想像していたが、ほとんどの島がギリシャであることが意外だった。

 今回の旅行に組み込まれているアテネやメテオラは楽しみとする観光地である。島はアテネ近郊の島を1日ミニクルーズで訪ねる。上空から他の島などを眺めるチャンスがあるかも知れない。この旅行でギリシャのことを少し詳しくなってこよう。

ギリシャの国旗

ギリシャの地図

ギリシャ国名:ギリシャ共和国  Hellenic Republic
公用語:ギリシャ語
人口:約1,132万人(2011年)
首都:アテネ(人口約300万人)
面積:13万平方q(日本の約3分の1)
宗教:ギリシャ正教
通貨:ユーロ(EUR)
時差:−7時間。サマータイム期間は−6時間。

 ◆初めて羽田発
 今までの海外旅行は全て成田発だったが、今回初めて羽田出発となる。自宅からは、成田の方が近いし電車一本で行くことができたので、少し残念に思う。重い荷物を持っての乗り換えは避けたいので、乗り換えなしのバスで行った。渋滞を心配したが、市内のいくつかのホテルに立ち寄ったものの、スムーズに羽田に到着できて、さい先良い旅のスタートを切った。

 添乗員のKさんに会い、連絡を聞いて出国。フルトハンザ・ドイツ航空LH 715は、定刻を25分ほど過ぎて12時45分に出発した。ミュンヘン国際空港での待ち時間も含めて15時間10分のフライトだった。今回の長時間フライトに対し、ノイズキャンセルイヤホンを持参した。ボーズのこの機器は優れもので、それほど音量を上げなくとも、航空機の騒音を気にせずに聞き取れる。「相棒劇場版」をこれで見たが、小さな音量でもよく聞こえた。残念ながら、おもしろそうな映画が他になかった。音楽を聴いたり読みかけの本を読んだりしたのだが、今回もこの時間を乗り切るのは楽ではなかった。

LH715便 搭乗口掲示板 機内食Menu
 LH715便
 羽田空港
 搭乗口掲示板
 羽田空港
 機内食Menu
 LH715便
鳥の胸肉/機内食 フライトデータ画面/LH715便 相棒スタート画面/LH715便
 鳥の胸肉
 機内食
 フライトデータ画面
 LH715便
 相棒スタート画面
 LH715便

 ◆ミュンヘンで入国審査
 ミュンヘンに到着して、ここで入国審査を済ませた。乗り換え時間は2時間弱。空港の店をぶらぶらしていたら出発時刻になり、搭乗。飛び立って少し立つと、上空から夕陽が見えるようになった。だんだん暗くなり、アテネでは海岸線の道の明かりが見えていた。ホテルに着いたのは12時少し前。明日の準備をして、12時過ぎにベッドに入った。

搭乗口掲示板/ミュンヘン国際空港 夕陽/ミュンヘンからアテネに向かう飛行機
 搭乗口掲示板
 ミュンヘン国際空港
 夕陽
 アテネに向かう飛行機

日程アテネ/ホテル9:00発---アテネ市内観光(国立考古学博物館、パルテノン神殿、アテネ競技場、ゼウス神殿、シンタグマ広場、)---アテネ14:30発---(バスで 6時間 345q)---カランバカ/ホテル19:10着)
宿泊カランバカ

 ◆ギリシャのヨーグルト
 4時40分起床。早く目が覚めてしまった。7時の朝食まで15分ほどホテル周辺を散歩したが、ホテルは町の中で近くに大きな公園もないため野鳥は期待できなかった。朝食で気に入ったのはヨーグルトだ。フォークでも食べられるくらい硬く、蜂蜜をかけて食べるととても美味しい。このヨーグルトは、今回の旅のお気に入りになり、どのホテルの朝食でも食べることになった。最近、日本でもギリシャのヨーグルトを売っているらしいが、同じものだろうか。(帰国後、スーパーで販売しているギリシャのヨーグルトを食べたが、ギリシャで食べたものとほぼ同じだった。日本の方が多少きめ細かいように感じられるが、おいしさはかわらない)

 ◆国立考古学博物館へ
 アテネは暑く、日本とほとんど変わらない蒸し暑さだ。そのため見学のスタイルは、午前中見学、午後移動という日程が組まれている。この日も午前中の見学だ。
 国立考古学博物館は、ミケーネ文明の部屋と彫刻コレクションの部屋を見学した。ミケーネ文明は紀元前ペロボネソス半島で繁栄した文明で、出土した黄金のマスクなどが展示されている。彫刻コレクションの古代彫刻の規模は世界有数という。「馬上の少年像」は躍動感にあふれ、動画を見ているような感覚を覚えた。

国立考古学博物館/アテネ 黄金のマスク/国立考古学博物館 戦士の壺/国立考古学博物館 アンフォラの墓碑/国立考古学博物館
 国立考古学博物館
 アテネ
 黄金のマスク
 国立考古学博物館/アテネ
 戦士の壺
 国立考古学博物館/アテネ
 アンフォラの墓碑(大型の壺)
 国立考古学博物館/アテネ
ポセイドン像/国立考古学博物館 馬上の少年/国立考古学博物館 ボクシングをする少年/国立考古学博物館
 ポセイドン像
 国立考古学博物館/アテネ
 馬上の少年
 国立考古学博物館/アテネ
 ボクシングをする少年
 国立考古学博物館/アテネ

 ◆パルテノン神殿
 ブーレエの門、前門を通ると、6人の少女像の柱を持つエレクティオンやパルテノン神殿が見えてきた。

 パルテノン神殿は今回の旅行の目的のひとつだ。ガイドさんの説明によると、パルテノンとは乙女の館という意味という。柱の数は8:17で合計46本、美しく見せるための工夫として、1本1本の柱は中央部が膨らんだエンタシス、そして柱は建物の内側に傾斜しているという。また、柱が立つ長方形の土台の中央は盛り上がって、雨水が溜まらないようになっているのだとか。さまざまな英知が詰まって、美しさを表現している建築である。修復が済んだら、さらにすばらしい姿を見せてくれるのだろう。

 ◆ヘロド・アティクス音楽堂
 毎年6〜9月に開かれるアテネ・フェスティバルのメイン会場となっている。世界中から有名アーティストが集まり、日本からも平幹二朗や野村萬斎が参加して悲劇を上演しているのだそうだ。 

ブーレエの門/アクロポリス 前門/アクロポリス エレクティオン神殿/アクロポリス
 ブーレエの門
 アクロポリス/アテネ
 前門
 アクロポリス/アテネ
 エレクティオン神殿
 アクロポリス/アテネ
パルテノン神殿/アクロポリスパルテノン神殿/アクロポリス ヘロド・アティクス音楽堂/アクロポリス
 パルテノン神殿
 アクロポリス/アテネ
 パルテノン神殿
 アクロポリス/アテネ
 ヘロド・アティクス音楽堂
 アクロポリス/アテネ

 ◆墓を守るエヴゾネス
 国会議事堂の正面下の壁面に、1821年以降ギリシャでの戦いで犠牲になった兵士の碑がある。これを守る衛兵はエヴゾネスと呼ばれ、1時間毎に交代している。その場面をちょうど見ることができた。暑い中、大変な仕事だ。

衛兵/国会議事堂 オリンピア・ゼウス神殿/アテネ アテネ競技場/アテネ
 衛兵
 国会議事堂
 オリンピア・ゼウス神殿
 アテネ
 アテネ競技場(第1回近代オリンピック競技場)
 アテネ

 ◆ウゾの香りは苦手
 葡萄の搾りかすからつくる蒸留酒で、アニスで香り付けしてある。試してみたが、この香り八角に似ている。私は八角は大の苦手。頼んでみたものの、水で割って白くしたところまでだった。メゼはギリシャ料理の盛り合わせのことで、これは美味しくいただいた。

ウゾ/昼食 メゼ/昼食
 ウゾ
 昼食/アテネ
 メゼ
 昼食/アテネ

 ◆カランバカへ
 昼食を終えカランバカへ向かった。ほとんどが睡眠時間となったのだが、ときおり外を見るとオリーブだけの景色から、いろいろな緑が混ざり畑も多くなってきた。運転手さんはわりと飛ばし屋で、予定よりもだいぶ時間を短縮して到着したのだった。バスを降りると涼しく感じ、心地よいところという印象だ。

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初版:2014年9月7日、最終更新:2020年7月4日