バルト三国 1 エストニア・ラトビア・リトアニア

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日程成田12:45発---(フィンランド航空)---ヘルシンキ14:00着・16:50発---(乗り継ぎ)---ビリニュス18:25着 ホテル19:20着
宿泊ビリニュス

 ◆バルト三国について
 バルト三国は、バルト海沿岸のエストニア、ラトビア、リトアニアの三国です。面積は、一番狭いエストニアが九州と同じくらいで、他の2国は1.5倍程度。人口はリトアニアが一番多くて325万人で、東京都のおよそ4分の1程度。一番少ないのはエストニアで130万人程度。時差は、サマータイムは−6時間。地理的には3国ともバルト海に面し、北はスウェーデン、東はロシア、西にはドイツが位置しています。歴史的にもそれらの国との関係のなかで近代に至り、1991年に独立しています。自然は、森林、湖や沼、湿地帯が多く、景色がすばらしいといわれています。緯度が高いため、夏は日本より涼しく過ごしやすいようです。

バルト三国の地図

 ◆成田空港から出発
 8月12日、10時前に電車で成田に着きました。お盆の出国のピークは昨日だったようですが、今日もフロアーは人で埋め尽くされているような感じで多いようです。カウンターで説明を聞いてから出発ロビーに移動して待ちました。出発時間は、機材の整備に時間がかかって30分伸び、その後雨がひどくなってさらに伸びて、予定より1時間45分遅れての出発でした。

 ◆ヘルシンキまで9時間30分
 座席は、窓側の2名席。乗り換えのヘルシンキまでは7835q、9時間30分です。時計の針を現地時刻に合わせて、飛行機の旅を楽しみます。音楽を聞いたり、映画をみたりして過ごしました。ウォークマンを持っていったのですが、ノイズキャンセリング機能は良いと思います。映画は「The Lucky One」と「Speed」の2本を見ました。

行き先表示/成田空港 Finnair/成田空港 カレー/機内食 焼きうどん/機内食
 行き先表示
 成田空港
 Finnair
 成田空港
 カレー
 成田-ヘルシンキ
 焼きうどん
 成田-ヘルシンキ

 ◆湖と沼と森林そしてどこまでも平らな土地
 ヘルシンキに近づいてくると、上空からたくさんの湖や沼そして森林が見えました。これまでに見たこともないような沼や湖の多さです。第一印象は「湖と沼と森林そしてどこまでも平らな土地」です。成田の出発は遅れましたが、ヘルシンキの乗り換え予定の便には間に合ったようです。関空から出発した人たちと合流して、ビリニュスの空港には、午後6時半頃到着しました。外はまだ明るいです。今頃の時期は9時過ぎまでは明るいとのこと。リトアニアの通貨はリタスで、1リタスは約33円ぐらい。空港で必要な分を両替してからホテルに向かいました。

Finnair/ヘルシンキ ヘルシンキ上空 トラカイ城上空 ホテル室内/ビリニュス
 Finnair
 ヘルシンキで乗り換え
 ヘルシンキ上空
 
 トラカイ城
 上空から
 ホテル室内
 ビリニュス

日程ホテル発9:00 トラカイ城見学 ビリニュス市内観光 ホテルへ17:30着
宿泊ビリニュス
 

 ◆現地の人に声をかけられる
 外はまだ暗いのに5時前に目を覚ましました。お湯を沸かしてお茶を飲み、ゆっくりと朝の準備をしました。朝食は6時30分からです。クロワッサン、ソーセージ、チーズ、ゆで卵、トマト、キュウリなどをで済ませました。食後は近くのネリス川沿いを散策して、ホシムクドリ、ニシコクマルガラス、ハクセキレイなどを見ました。現地の人に声をかけられ、言葉が通じないので、わからないというジェスチャーをしても、身振り手振りを交えて一生懸命話しかけてきます。日本人の観光客が多いからでしょうか、日本人だということはわかったようでした。とてもフレンドリーな人でした。

 ◆杉原千畝記念碑
 ホテルからバスで、トラカイ城に向かいました。途中、ホテルから10分ほどのところにある杉原千畝記念碑に立ち寄りました。この石碑は彼の母校である早稲田大学が寄贈したもので、ネリス川沿いにあり、茶色い石碑に肖像画のレリーフやビザの写真などがはめ込まれていました。

ネリス川 杉原千畝の石碑
 ネリス川
 朝の散歩で歩いたところ
 杉原千畝記念碑
 ビリニュス

 ◆湖に浮かぶトラカイ城
 トラカイ城はカルヴェ湖に浮かぶ城で、ホテルから約27q、45分ほどかかります。その間、リトアニアについての説明を聞きながら勉強です。「リトアニア」は雨の国という意味を持つそうです。桜は4月の終わり頃に咲きます。義務教育は7歳から10年間で、小学校4年間、中学校6年間です。80%は大学生になると聞きました。農林水産省のHPによると主な輸出品は小麦、チーズ、たばこ、ペットフードなどです。ガイドさんは琥珀、きのこ、松茸、水なども輸出しているといっていました。国土の27パーセントは森林で、主な種類は樫、菩提樹、白樺、楓、マロニエ、樅、松などです。動物はオオカミ、イノシシ、シカ、ヘラジカ、キツネ、ウサギ、アオダイショウなどが見られます。失業率は25%。離婚率は55%です。ちょっと高いかなと思います。日本はどのくらいなんだろう。

 バスを降りるとすぐに、湖の上にトラカイ城が見えました。飛行機から見た光景です。トラカイ城は、トラカイが首都だった、14〜15世紀に建築されたゴシック建築で、ヴィタウタス大公の居住だったところです。17世紀にロシアとの戦いで廃墟となり、第二次世界大戦後に修復されました。中には資料が展示されている部屋があります。

トラカイ城 トラカイ城
 トラカイ城
 カルヴェ湖に浮かぶ
 トラカイ城
 手前の橋を渡って入る

 お昼は、この近くのレストラン「キビンラール」でキビナイを食べました。牛肉とタマネギの炒め物が入ったパンのことで、食べやすくておいしいと思いました。

キビナイ
 昼食のキビナイ
 おいしかった

 ◆ビリニュス市内観光
 午後はビリニュスに戻って市内観光です。聖ペテロ&パウロ教会は漆喰彫刻で知られる教会です。歴史や神話などいろいろなテーマから制作され、物語形式で表されているといいます。実際中に入ると、壁や天井のどこにでも、どれをみていいかわからないくらいの数の彫刻で、圧倒されます。中央には、船の形をしたシャンデリアもありました。

聖ペテロ&パウロ教会 聖ペテロ&パウロ教会内部 聖ペテロ&パウロ教会内部
 聖ペテロ&パウロ教会
 ビリニュス市内観光
 船のシャンデリア
 聖ペテロ&パウロ教会
 壁や天井に漆喰の彫刻
 聖ペテロ&パウロ教会

 バスに戻って移動し、3つの十字架の丘にきました。この十字架は、16世紀に異教徒に殺されたフランシスコ修道会の修道士を追悼するため十字架です。丘からは旧市街が一望でき、ゲディミナス塔も見えます。ガイドさんが、バスを降りるときは傘を持てと言いましたが、予想通り雨がぱらついてきて、雨の中の観光になってしまいました。

3つの十字架 ビリニュス旧市街 ゲディミナス塔
 3つの十字架
 3つの十字架の丘
 ビリニュス旧市街
 3つの十字架の丘から
 ゲディミナス塔
 3つの十字架の丘から

 再びバスに乗って旧市街まできました。青空をバックにした白亜の大聖堂を期待しましたが、雨がぱらついています。
 聖アンナ教会は赤煉瓦の建物です。正面には33種類もの赤煉瓦がつかわれた美しい教会です。教会の美しさに魅せられ、ナポレオンが「手のひらに載せてパリに持って帰れたらいいのに」と語ったといわれているそうです。旧市街の外れにある夜明けの門は、5つ作られた城門の一つです。門の上には礼拝堂がつくられ、聖母マリアのイコンが設置してあります。このときは、門の上の礼拝堂では、結婚50周年のお祝いのミサをしていて入ることはできませんでした。

大聖堂 大統領官邸 聖アンナ教会 ビリニュス旧市街の街並み
 鐘楼と大聖堂
 ビリニュス旧市街を歩く
 大統領官邸
 ビリニュス旧市街を歩く
 聖アンナ教会
 ビリニュス旧市街を歩く
 街並み
 ビリニュス旧市街を歩く
土産物店 夜明けの門 聖母マリアのイコン 夜明けの門
 土産物店
 ビリニュス旧市街を歩く
 夜明けの門
 ビリニュス旧市街を歩く
 聖母マリアのイコン
 ビリニュス旧市街を歩く
 夜明けの門
 ビリニュス旧市街を歩く

 ◆夕食は伝統料理ツェッペリナイ
 料理の名前は形がツェッペリン飛行船に似ているから付いたとのことです。挽肉をポテトでくるんだ料理です。このジャガイモの団子はもちもちした食感で、サワークリームが添えられていました。2つ食べると少し多いくらいの大きさでした。

夕食のツェッペリナイ
 ツェッペリナイ
 夕食