バルト三国 3 | エストニア・ラトビア・リトアニア |
日程 | リガ発8:45 シグルダ観光 タリン着18:30 |
宿泊 | タリン |
◆朝はやくから花壇の手入れ
もう5日目、5時に起きました。昨日はルンダーレ宮殿を見に行って、午後はリガの町の観光でした。ユーゲントシュティール建築群の華やかな装飾とその建物の数には驚きました。今日は、最後の宿泊地タリンへ向かいます。途中、リガから約52qのところにあるスィグルダを見学してから国境を越えてエストニアに入ります。
今までの朝と同じように朝食をとって、散歩をしました。今日は、昨日のコースとは違うホテルから少し離れたビルセータス運河沿いにある公園を歩いてみました。朝早くから花壇の手入れをしている人がいて、花壇には色とりどりの花が咲いていました。出勤でここを通る人も見かけましたが、美しい花壇を見て一日の始まりが気持ちよいことでしょう。
花壇 朝の散歩の公園 |
公園の橋 朝の散歩の公園 |
自由記念碑 リガ |
◆シグルダ
バスはホテルを9時少し前に出発しました。ホテル前に到着したバスが、予定通り出発していくのはたいていは日本人とドイツ人のツアーバスだそうです。そして時間を守れず遅れがちなのは・・・。どこの国か想像がつきますね。これから向かうガウヤ地方は、ガウヤ川が流れている森林地帯でバルトのスイスといわれいます。
ガウヤ地方のシグルダに着き、現在、市役所とレストランになっているニューキャスルの前を通ってシグルダ城址にきました。ここは城跡がわずかに残っているだけです。1207年に帯剣騎士団が建てた城ですが、その後の北方戦争で廃墟になったまま現在に至っています。遠くに対岸のトゥライダ城を望むことができました。バスに戻り、トゥライダ城に移動します。
バスを降りて、トゥライダ教会を通り、トゥライダ城に向かって歩きます。トゥライダ城は、リーブ人の城を破壊して、そこにアルベルト司教が1214年に築いた城です。1950年代に修復されました。赤いレンガ色の建物は、まわりの緑に対してよく目立ちます。円柱形の丸い塔の内側の螺旋階段を上ると、眺望はすばらしく周りがよく見渡せました。
ニューキャッスル シグルダ |
シグルダ城址 シグルダ |
トゥライダ城を望む シグルダ城址から |
トゥライダ城 シグルダ |
円筒の塔からのながめ トゥライダ城 |
資料館の女性 |
トゥライダ教会 |
◆昼食はローストポーク
シグルダからバスで20分ほどのレストランで昼食をとりました。メインはツーカス・ツェペティスというローストポーク、デザートは果物にアイスクリームその上にスグリが添えられたものでした。スグリはふさに赤色のつぶがついていて酸っぱい味でした。タリンまでバスであと294q、4時間、今日はバスの時間が長い日です。
ツーカス・ツェペティス 昼食 |
デザート 昼食 |
午後3時少し前に国境を越えてエストニアに入りました。越えてまもなく、トイレ休憩でしたが、休憩所の道路脇に一羽のシュバシコウがいました。慎重に電信柱に隠れてシャッターを押していると、どんどん近づいてきます。嘴が黒っぽいので若い個体なのかも知れません。気がつくと、バスで一緒の方も写していました。近くで写真にとるチャンスがあったのは幸運でした。
シュバシコウ エストニア国境付近 |
◆タリン市内は夕方のラッシュアワー
タリンに入ると夕方のラッシュアワーで、ホテルまでは少々時間がかかりました。それでも予定通り、午後6時30分には部屋に入りました。部屋の様子はいままでのホテルと変わりませんが、ポットはありませんでした。日本から持って行ったポットが役に立ちそうです。
タリン市内 |
ホテルの部屋 タリン |
◆タリンでの夕食はレストラン「オルデ・ハンザ」で
夕食は、旧市街にあるレストラン「オルデ・ハンザ」に出かけました。ホテルから歩いて10分ぐらいのところです。ヴィル門を通って旧市街に入りましたが、通りを歩く人やテラス席で食事やお酒を楽しむ観光客でごった返しています。外国人はテラス席が似合うとつくづく思います。まもなくレストランに着きました。オルデ・ハンザは中世風のコース料理が楽しめる店として有名です。働く人たちの衣装からして中世風です。店内の照明はろうそくで、ものの在りかががわかる程度の明るさです。旅行でご一緒した隣の方が手持ちの小さなライトで照らして、鶏のももとかチーズのグラタンがわかるぐらいでした。陶器のジョッキーでビールを飲み、パンを食べ、キュウリのピクルス、小豆の煮たもの、穀物の粥、ベリー類、豚の踵やすね肉などを食べたと思います。生の音楽演奏や歌のサービスもありました。お腹いっぱいになりました。
店を出ると、外は暗くなっていましたが、人の数は減っていません。依然として賑やかでした。夜景を楽しみながらホテルに戻り、11頃に眠りました。
ヴィル門 タリン旧市街 |
ウェイトレス オルデ・ハンザ |
店内 オルデ・ハンザ |
店内壁の絵 オルデ・ハンザ |
歌や楽器を演奏する人 オルデ・ハンザ |
煎ったアーモンドを売っていた オルデ・ハンザ前 |
旧市街の夜景 ヴィル門へ向かう |
セーターの壁 旧市街夜景 |
旧市街夜景 ヴィル門近く |
日程 | ホテル(タリン)発9:00 タリン市内観光 13:30 エストニア野外博物館見学 |
宿泊 | タリン |
◆天気回復
今日はちょっと遅めに目を覚まました。ゆで卵、焼きトマトはラトビアがおいしかったなどとちょっとだけ不満をもちながらも、朝食をおいしく食べて、散歩に行きました。空が明るく、今日は良い天気になりそうです。ホテルに一番近いタンムサーレ公園にいきました。ここでもハクセキレイは芝生によく姿を見せ、シジュウカラも愛想良く現れてくれました。リンゴの木は実をたくさんつけていましたが、三国共通してよくみかけます。食事で食べたリンゴは甘さはあまりなく、柔らかい食感しましたが、写真のりんごはどうかな。
手の形の駐車場のバー タリン朝の散歩 |
りんご タリン朝の散歩 |
ヴィル門 タリン朝の散歩 |
◆歌の原
散歩を終え、ホテルからバスで歌の原に向かいました。ガイドの園部さんが、歌の原入り口で写真を使って説明してくれました。写真のように会場が人で埋め尽くされると、最大15万人になるとのことです。5年ごとに「エストニア歌とダンスの祭典」が行われる場所です。この会場は、歌の祭典以外にも使われ、今までにマイケルジャクソン、マドンナもきたことがあり、明後日にはレディガガのコンサートがあるそうです。舞台に向かって座っている像は作曲家のグスタフ・エルネサクスです。彼は「歌う革命」で大きな役割を果たした人だということです。
歌の原入り口の写真 |
歌の原 |
歌の原の像 |
◆タリン旧市街
旧市街に戻ってきて、歩いて市街見学です。
・アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
タマネギの形の屋根をもつ目立つ建物で、ロシア正教会の教会です。19世紀末に建てられました。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂 旧市街 |
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂 旧市街 |
・トーンペア城
ピンク色の建物で、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂と向かい合って建っています。かつてエストニア人の砦があった場所に建てられた騎士団の城で、18世紀後半にいまの姿になったそうです。現在も政府の一部と国の議会が使っています。正面玄関の3匹のライオンは国章です。高い塔は「のっぽのヘルマン」です。
のっぽのヘルマン 旧市街 |
トーンペア城 旧市街 |
・聖母マリア大聖堂
タリンでもっとも古い教会です。
聖母マリア大聖堂 旧市街 |
・コフトウッツァ展望台からの眺望
ここから見る赤い屋根の景色は、すてきです。
展望台からの眺望 旧市街 |
展望台からの眺望 旧市街 |
展望台からの眺望 旧市街 |
展望台からの眺望 旧市街 |
長い足通り 旧市街 |
短い足通り 旧市街 |
聖ニコラス教会 旧市街 |
ブラックヘッド会館 旧市街 |
ブラックヘッド会館の入り口 旧市街 |
旧市庁舎 旧市街 |
トーマスおじいさん 旧市庁舎 |
◆午後はエストニア野外博物館見学
午後はオプションのツアーを申し込みました。エストニア野外博物館は、18世紀から1930年代の農村の生活を再現する野外博物館です。茅葺きの建物の中には農具や生活用具、暖炉などの展示がありました。日本で見る昔の農村の生活とそう変わらないという印象です。消防署、学校、水車などの建物も広い敷地に点々と建っていました。
茅葺きの農家 野外博物館 |
編み物をしていたおばあさん 野外博物館 |
茅葺きの農家 野外博物館 |
消防署 野外博物館 |
キツリフネ 野外博物館 |
ドングリの実 野外博物館 |
学校 野外博物館 |
風車 野外博物館 |
◆夕食は旧市街で
野外博物館見学からもどり、夕食は自分たちで食べることになっていたので、旧市街の店でピザとワインをたのみました。レストランのテラスで、歴史的な建物に囲まれ、広場に集まる人たちをながめたり、旅の話をしながら酔いがまわり、心地良い夜のひとときを過ごしました。